Ningyonoyu Kaikozu

９月初旬の日曜に、家族３人でお邪魔しました。３泊４日の今回の旅行、初日は山里の温泉旅館、２日目は五色沼に近い大規模リゾートホテル、最終日は１０室に満たないこちらのお宿と、バリエーションに富んだ旅行となりました。こちらの大きな特徴は、すぐ目の前まで迫る波打ち際と、近海で水揚げされた新鮮な魚介類。特に夕食時の地物の舟盛は、３人前とは思えない大漁盛で、イセエビも２尾分。他にもイセエビの焼き物や地元食材を用いたコース料理となっており、申し訳ない事ですが、少し残してしまいました。生ビールは私好みのプレモル、地酒やワインも楽しめます。朝食は昨晩のイセエビの頭を使ったと思われる味噌汁付きのセットメニューで、美味しい白ご飯はお替り自由。温泉は露天はありませんが、大きな窓一杯に海が広がる清潔な内湯に洗い場が５カ所。泉質は海沿いに多く見られる少ししょっぱくてお肌がキュッキュッするタイプ。部屋が少ないので時間を選べば独り占めで温泉を楽しむ事が出来るでしょう。利用したお部屋は本館の和洋室で、家内と娘はベッド、私は琉球畳に布団を敷いて休みました。部屋の窓を少し開ければ、磯に打ち寄せる心地よい波の音が聞こえてきます。この立地の故か数年前に台風で旅館が大破し、現在の本館は最近新築なった建物だそうです。この規模感と親切ながらいい距離を置いてくれるスタッフが、心地よい雰囲気を作ってくれるのだと思います。自宅から相当の距離が有るのでこれるかどうか分かりませんが、できれば再訪したいお宿です。ありがとうございました。